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ゴルフスイングに関してプラトンのイデア論とアリストテレスの経験論に当てはめて考察してみました

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以前ゴルフスイングは何故難しいのか?

という記事を書きました。

そこでプラトンのイデア論の話がちらっと出ました。

今回は更に深堀してプラトンのイデア論とアリストテレスが重視した経験の関係をゴルフスイングに落とし込んで考察した場合どういう結論が導かれるのか?

を綴ってみました。

アマチュアの考察なのでなんとなくのゆる~い感じで読んで頂くと有難いです。

目次

予備知識

まずは予備知識を固めたいと思います。

プラトン

古代ギリシアの大哲学者であるプラトンはソクラテスから受けた決定的な影響のもとに哲学を一つの学問として大成しました。

プラトンの理想主義哲学は後の哲学者や思想家たちに多大な影響を与え続けており西洋哲学の基盤を形成する重要な役割を果たしています。

彼の思想は、倫理学、政治哲学、形而上学、美学など、様々な哲学的分野において未だに研究され、議論されています。

アリストテレス

アリストテレスは古代ギリシャの哲学者でありプラトンの弟子として名高い存在です。

プラトンの師ソクラテスからアリストテレスへと連なる学問と思想の進化は西洋哲学史において極めて重要かつ画期的な出来事でした。

アリストテレスの哲学は、イスラム教やキリスト教をはじめ、中世から近代に至るヨーロッパ社会に多大な影響を及ぼしました。

彼の業績は後世の学問や思想に深く刻まれその発展に大きく貢献しています。

プラトンのイデア論とアリストテレスの経験の重視

イデア論

「イデア論」とは現実世界のすべてのものが理念(イデア)という永遠不変の本質に基づいて存在するという考え方です。

例えば世の中にはたくさんの円(円とは○の事です)がありますがその全ての背後には「円のイデア」という本質が存在すると考えます。

イデア論のイメージ

現実の世界に存在する一つ一つの円は大きさや描かれた線の太さなど円の度合いが少しずつ異なっており完全に同一の円というものは存在しません。

一方で私たちは「円」と聞くと完璧に滑らかで均等な円をイメージすることができます。

これまで見てきた数多くの円の理想的な形になっているはずです。

プラトンはその想像上の完璧な円を「イデア」と呼び現実世界のあらゆる円は円のイデアの模倣であると主張しました。

アリストテレスの考え(経験を重視した)

プラトンのイデア論に対してアリストテレスはイデア論を否定する立場をとった。

と一般的には伝えられています。(否定ではないという学説もあります)

現実の観察と経験に基づく実証的なアプローチを取り知識の獲得を目指しました。

彼の方法論は自然界や生物の観察から始まりそこから一般的な原理や法則を導き出すものでした。

これが後に科学的方法の基礎となる演繹的手法の起源となりました。

プラトンの考えとアリストテレスの考えをゴルフスイングに当てはめてみた

前項の予備知識をもとにプラトンの考えとアリストテレスの考えをゴルフスイングに当てはめて考えてみましょう。

ゴルフスイングにおけるイデア

ゴルフスイングにイデアはあるのか?

つまり完璧であり理想とされるスイングはあるのか?

という思考です。

私はあると考えています。

ゴルフクラブの形状はどう考えてもおかしいです。

言い換えればあのゴルフクラブの形でなければならないスイングのイデアが存在するのでは?と考えています。

もちろんゴルフクラブの素材や研究によりイデアのスイングでなくても許容される幅自体はどんどん広がっていると思います。

しかしある原則にのっとった正しいスイング。

すなわちゴルフスイングにおけるイデアはある。と思うのです。

視覚のイデアと動作のイデア

ゴルフに置いては視覚のイデアと動作のイデアがあると考えます。

視覚のイデアは割りと簡単です。

タイガーウッズのスイングそのものなので視覚でのイデアをインプットする事は可能です。

ところが視覚のイデアを表現するための動作のイデアを体感する事は不可能です。

ここがゴルフを難しくしている所以だと思うのです。

視覚ではタイガーウッズはゴルフクラブを右に出ていたとしてもタイガーウッズ自身はクラブを左に動かす動作を行っていたりする。

なんて事が例えばあるわけです。(ゴルフの動作は全て逆。なんて言い回しの事です)

つまり視覚のイデアを真似する事がゴルフスイングそのもののイデアを身に付ける事に結びつかない。

という事だと思うのです。

ゴルフスイングのイデアはあると思うがスイングのイデアを身に付けるにはアリストテレスの言う経験を積み上げるしかない

見た目と動作は違う。それでいて動作を真似する事は不可能。

となった場合。どうすればいいのか?

という状態に陥ります。

そこで出てくるのがまさにアリストテレスの経験を積み上げ実証する事でしかスイングのイデアを身に付ける事ができない。

となってくる気がします。

具体的には失敗を繰り返しその中からこれがイデアか?と思われる動作をチョイスしていく作業です。

なので反復運動というより常時試して試してその結果を積み上げていく。

まさにアリストテレスの考えそのもの。のような気がします。

結論

ゴルフスイングを身に付けるにはイデア論も重要でありアリストテレスが重視した経験(演繹的手法)も必要である。

という結論になりました。

なにかこれという結論はないのですがゴルフを考える事と哲学を考える事はなんだかよく似てるなぁ。

なんて独り物思いにふけって綴ってみました。

参考書籍レビュー

たまに哲学に触れたいな。

なんて思って読んでみました。

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