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フェースプログレッションとは?ゴルフクラブの知識/スライス対策捕まり対策【ゴルフ上達の為にも用語学び直し】

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ゴルフクラブ選びやショットの安定性に影響を与える要素は数多くありますがその中でも見落としがちなのがフェースプログレッションです。

フェースプログレッションとはクラブフェースのリーディングエッジとシャフト軸線との距離を指しクラブの操作性やボールの飛び方に密接に関係しています。

この距離がどれほど影響を及ぼすのでしょうか?

例えばスライスが出やすいあるいはボールが思うように上がらないと感じたことがあるゴルファーにとってフェースプログレッションの理解と調整がスコア向上のカギになるかもしれません。

この要素について学び直し、クラブ選びのヒントといたします。

目次

1. フェースプログレッションとは?

フェースプログレッションはゴルフクラブの設計において重要な要素の一つでありクラブのフェース(打球面)のリーディングエッジ(先端部分)とシャフト軸線(クラブのシャフトの中心線)との距離を指します。

この距離はクラブの形状や性能に大きな影響を与え特にスイング時のヘッドの動きやボールの飛び方に関連しています。

フェースプログレッションの値が大きいほどフェースがシャフトから離れた位置にあり逆に値が小さいほどフェースがシャフトに近づくことになります。

この違いがクラブの操作性やショットの特性にどのような影響を与えるのかを理解することで自分に合ったクラブ選びが可能になります。

また、フェースプログレッションは主にアイアンにおいて重視されますがウッドやユーティリティクラブでも重要な要素となります。

クラブによって異なるフェースプログレッションの特性を理解することはゴルフのスキル向上になりそうです。

2. クラブ別のフェースプログレッションの違い

フェースプログレッションはクラブの種類ごとに異なる特性を持っています。

それぞれのクラブでこの値がどのように設定されているかを理解することでゴルファーは自分に合ったクラブを選びやすくなります。

ウッドの場合

ウッドクラブのフェースプログレッションは通常15mmから22mmの範囲です。

ウッドは飛距離を重視するクラブでありフェースプログレッションが大きめに設定されることが一般的です。

これによりボールが上がりやすく長い飛距離を実現しやすくなります。

アイアンの場合

アイアンのフェースプログレッションは通常0mmから6mmの範囲です。

アイアンは精度とコントロールが求められるクラブでありフェースプログレッションが小さく設定されることが多いです。

これによりクラブヘッドが返りやすくショットの捕まりが良くなります。

ユーティリティの場合

ユーティリティクラブのフェースプログレッションは通常3mmから20mmの範囲でウッドとアイアンの中間的な設定がされています。

ユーティリティクラブは様々な状況で対応できるように設計されておりフェースプログレッションもそれに合わせて幅広い設定が可能です。

フェースプログレッションが小さいクラブは一般に捕まりが良くスライスを防ぐ効果がありますがボールが上がりにくい傾向があります。

逆にフェースプログレッションが大きいクラブはボールが上がりやすくなる一方で捕まりが悪くなりスライスしやすくなります。

このためクラブの選び方や使い方によってプレースタイルに合わせた調整が必要です。

3. フェースプログレッションが与えるボールへの影響

フェースプログレッションの値(FP値)はクラブの打撃時の挙動やボールの飛び方に直接影響を与えます。

具体的には以下のような影響があります。

  • フェースプログレッションが小さい場合:
    • 捕まりが良くなる: フェースプログレッションが小さいとインパクト時にクラブヘッドが自然に返りやすくなりボールをしっかりと捕まえることができます。特にスライスを抑えたいゴルファーには効果的でまっすぐ飛ばす助けとなります。
    • スライスを防ぐ: スライスしやすい方にとってフェースプログレッションが小さいクラブは理想的です。フェースが返りやすいためボールが右に流れにくくなります。
    • 球が上がりにくい: 一方でフェースプログレッションが小さいとボールが上がりにくくなる傾向があります。特にロフトが立ったクラブでこの傾向が顕著で低い弾道を好む方には向いていますが打ち上げたい場合には不利になることがあります。
  • フェースプログレッションが大きい場合:
    • 球が上がりやすくなる: フェースプログレッションが大きいとインパクト時にフェースが開いた状態でボールに当たりやすくなります。これによりボールが自然に上がりやすく高弾道のショットが可能になります。
    • 捕まりにくい: フェースプログレッションが大きいとヘッドが返りにくくなり、捕まりが悪くなることがあります。このため球が右に飛びやすいあるいはスライスしやすい傾向があります。
    • コントロール性: ストレートネック(フェースプログレッションが大きい)クラブはボールの弾道をコントロールしやすいため上級者に好まれます。フェースの開閉を操作しやすい点がターゲットに応じた正確なショットを可能にします。

フェースプログレッションの値を理解しそれが自身のプレイスタイルにどのように影響するかを把握することで適切なクラブ選びができるようになります。

ゴルファーにとってこの知識はより安定したショットやスコアアップにつながる重要な要素となるでしょう。

4. グースネックとストレートネックの違い

フェースプログレッションはアイアンの「グースネック」や「ストレートネック」といった形状を決定する重要な要素です。

この値によってクラブの特性やボールの飛び方が大きく変わります。

  • グースネック: フェースプログレッションが小さいもしくはマイナス値のクラブです。ヘッドが少し後ろに下がった形状をしており重心が深くなります。これによりインパクト時にヘッドが自然に返りやすく捕まりの良いショットが打ちやすくなります。特にスライスしやすい方や、ボールが右に行きやすい方にはグースネックのクラブが適しています。
  • ストレートネック: フェースプログレッションが大きいクラブです。フェースとシャフトがほぼ一直線に配置されており、重心が浅くなります。このタイプのクラブはヘッドが返りにくくストレートな球筋やコントロール性を重視する上級者に好まれます。特にフェースの開閉を操作しやすい形状のためボールの弾道を自在にコントロールしたい方には向いています。

さらにロフトが立った番手ほど球が捕まりにくくなるため同じモデルのアイアンでもロングアイアンはフェースプログレッションが小さく(グースネック寄りに)設計されることが多いです。

この設計によりロングアイアンでも捕まりやすくショットが安定するよう工夫されています。

あわせてお時間ありましたら以下の記事もご参照ください。

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