2024年TOTOジャパンクラシック最終日は滋賀県の瀬田ゴルフコース北コースで開催され日米を代表するトッププロたちが熱戦を繰り広げました。
その中、日本の竹田麗央選手がプレーオフを制し米国ツアーでの初優勝を果たしました。
この記事では最終日の結果を詳しく見ていきます。
概要
大会概要
項目 | 内容 |
---|---|
大会名 | 全米女子プロゴルフ協会公式戦 TOTOジャパンクラシック |
開催コース | 瀬田ゴルフコース・北コース |
開催期間 | 2024年10月31日(木)~11月3日(日) |
競技方法 | 72ホールストロークプレー(予選カットなし) |
賞金総額 | $200万 |
2コースの特徴と攻略ポイント
瀬田ゴルフコース・北コースは美しい自然に囲まれた戦略的なコースとして知られています。
フラットで広いフェアウェイながらも絶妙な配置のバンカーや池がプレイヤーを悩ませるレイアウトです。
距離感とショットの正確さが問われるため選手たちはスキルと戦略を駆使して攻略に挑みます。
竹田麗央選手とマリナ・アレックス選手による激闘の末の優勝
通算15アンダーで並んだ竹田麗央選手と米国のマリナ・アレックス選手は激戦の末プレーオフに突入しました。
2人は6ホールにわたって互いに譲らぬ攻防を繰り広げ最終的に18番ホールのパー5で竹田選手が勝利を掴み取りました。
これにより竹田選手は米国ツアーでの初優勝を果たし日本国内で8勝目を記録しました。
彼女は今回の勝利によって12月に予定されていた米ツアーの最終予選会を免除され本格的に米ツアーへの参戦が決定しました。
国内年間女王にも王手
2024年のTOTOジャパンクラシックは雨の影響で本来の4日間から3日間に短縮されました。
竹田麗央選手は最後まで自分のスタイルを貫き通しました。
国内ツアーでの年間女王争いにも大きな前進を遂げました。
上位に食い込んだ選手たち
韓国のユ・ヘラン選手が通算14アンダーで3位に入り存在感を示しました。
また日本の藤田さいき選手と米国のイエリミ・ノ選手が通算13アンダーで4位タイに並び最後まで目の離せないプレーを展開しました。
さらに単独首位から「73」とスコアを落とした脇元華選手は、河本結選手、デンマークのナンナ・コルツ・マドセン選手、タイのアリヤ・ジュタヌガン選手とともに通算12アンダーで6位タイに入り健闘しました。
今後が期待される若手日本人選手
通算11アンダーで10位タイに入ったのは古江彩佳選手と岩井千怜選手でした。
また、通算10アンダーで12位に山下美夢有選手と西村優菜選手が並び特に岩井選手と山下選手は米ツアーの最終予選会への出場が予定されており今後の米国ツアーでの活躍が期待されています。
注目の選手たちのパフォーマンス
米ツアー参戦1年目でルーキー・オブ・ザ・イヤー争いでトップを走る西郷真央選手、笹生優花選手、そして来季の米ツアーシード争い中の勝みなみ選手は通算6アンダーで26位に終わりました。
原英莉花選手は通算5アンダーで34位、渋野日向子選手は通算3アンダーで47位でフィニッシュしましたが最終日を「70」で回り、順位を上げて大会を締めくくりました。
2024年TOTOジャパンクラシック:まとめ
2024年TOTOジャパンクラシックは、竹田麗央選手のプレーオフでの劇的な勝利で幕を閉じました。
日本の選手たちが数多く上位に名を連ね今後の国内外でのさらなる活躍が期待されます。
最終結果
順位 | SCORE | 選手名 | TOTAL |
---|---|---|---|
1 | -15 | 竹田 麗央 選手 | 201 |
2 | -15 | マリナ・アレックス 選手 | 201 |
3 | -14 | ユ・ヘラン 選手 | 202 |
4 | -13 | 藤田 さいき 選手 | 203 |
4 | -13 | ヤーリミ・ノー 選手 | 203 |
6 | -12 | 河本 結 選手 | 204 |
6 | -12 | ナンナ・コルザ・マジソン 選手 | 204 |
6 | -12 | アリヤ・ジュタヌガーン 選手 | 204 |
6 | -12 | 脇元 華 選手 | 204 |
10 | -11 | 岩井 千怜 選手 | 205 |
10 | -11 | 古江 彩佳 選手 | 205 |
12 | -10 | 山下 美夢有 選手 | 206 |
12 | -10 | リン・グラント 選手 | 206 |
12 | -10 | イ・ミヒャン 選手 | 206 |
12 | -10 | 西村 優菜 選手 | 206 |
16 | -9 | 吉本 ひかる 選手 | 207 |
17 | -8 | ジェマ・ドライバーグ 選手 | 208 |
17 | -8 | リン・シユ 選手 | 208 |
17 | -8 | キム・ヒョージュ 選手 | 208 |
17 | -8 | ヒラ・ナビード 選手 | 208 |
17 | -8 | 鶴岡 果恋 選手 | 208 |
22 | -7 | 木村 彩子 選手 | 209 |
22 | -7 | アルピチャヤ・ユボル 選手 | 209 |
22 | -7 | パジャレー・アナナルカルン 選手 | 209 |
22 | -7 | コ・ジンヨン 選手 | 209 |
26 | -6 | 勝 みなみ 選手 | 210 |
26 | -6 | 西郷 真央 選手 | 210 |
26 | -6 | ジェニファー・カプチョ 選手 | 210 |
26 | -6 | 櫻井 心那 選手 | 210 |
26 | -6 | シャネッティ・ワナセン 選手 | 210 |
26 | -6 | 天本 ハルカ 選手 | 210 |
26 | -6 | モリヤ・ジュタヌガーン 選手 | 210 |
26 | -6 | 笹生 優花 選手 | 210 |
34 | -5 | グレース・キム 選手 | 211 |
34 | -5 | アレクサ・パノ 選手 | 211 |
34 | -5 | 安田 祐香 選手 | 211 |
34 | -5 | 原 英莉花 選手 | 211 |
34 | -5 | ナタリヤ・グセバ 選手 | 211 |
39 | -4 | 岩井 明愛 選手 | 212 |
39 | -4 | イ・ミニョン 選手 | 212 |
39 | -4 | 佐久間 朱莉 選手 | 212 |
39 | -4 | 蛭田 みな美 選手 | 212 |
39 | -4 | アン・ナリン 選手 | 212 |
39 | -4 | 穴井 詩 選手 | 212 |
39 | -4 | ペ・ソンウ 選手 | 212 |
39 | -4 | 小祝 さくら 選手 | 212 |
47 | -3 | ルーシー・リー 選手 | 213 |
47 | -3 | 渋野 日向子 選手 | 213 |
47 | -3 | 高橋 彩華 選手 | 213 |
47 | -3 | リネア・ストロム 選手 | 213 |
47 | -3 | 森田 遥 選手 | 213 |
47 | -3 | 堀 琴音 選手 | 213 |
47 | -3 | 尾関 彩美悠 選手 | 213 |
47 | -3 | リ・ハナ 選手 | 213 |
47 | -3 | 川崎 春花 選手 | 213 |
47 | -3 | 申ジエ 選手 | 213 |
57 | -2 | アリセン・コープス 選手 | 214 |
57 | -2 | 青木 瀬令奈 選手 | 214 |
57 | -2 | 大里 桃子 選手 | 214 |
57 | -2 | 桑木 志帆 選手 | 214 |
61 | -1 | 金澤 志奈 選手 | 215 |
61 | -1 | ジェニー・シン 選手 | 215 |
61 | -1 | ブルック・ヘンダーソン 選手 | 215 |
64 | 0 | キム・アリム 選手 | 216 |
64 | 0 | イ・ソミ 選手 | 216 |
64 | 0 | ミンジー・リー 選手 | 216 |
64 | 0 | 阿部 未悠 選手 | 216 |
64 | 0 | シュ・ウェイリン 選手 | 216 |
64 | 0 | ガブリエラ・ラッフルズ 選手 | 216 |
70 | 1 | サラ・シュメルツェル 選手 | 217 |
70 | 1 | レオナ・マグワイア 選手 | 217 |
72 | 2 | パウラ・レト 選手 | 218 |
73 | 3 | 小林 光希 選手 | 219 |
73 | 3 | イム・ジンヒ 選手 | 219 |
73 | 3 | ウィチャネ・メーチャイ 選手 | 219 |
76 | 5 | 神谷 そら 選手 | 221 |
77 | 7 | チェン・ペイユン 選手 | 223 |
WD | -2 | 鈴木 愛 選手 | 142 |
2024賞金嬢王(上位10名)
順位 | 選手名 | 獲得金額 | 優勝回数 | 試合数 |
---|---|---|---|---|
1 | 竹田 麗央 選手 | ¥252,201,016 | 8 | 29 |
2 | 小祝 さくら 選手 | ¥150,821,588 | 2 | 31 |
3 | 山下 美夢有 選手 | ¥145,364,500 | 1 | 22 |
4 | 岩井 明愛 選手 | ¥143,913,454 | 3 | 27 |
5 | 岩井 千怜 選手 | ¥132,764,557 | 3 | 29 |
6 | 河本 結 選手 | ¥95,371,946 | 1 | 31 |
7 | 桑木 志帆 選手 | ¥95,250,127 | 2 | 33 |
8 | 佐久間 朱莉 選手 | ¥94,054,870 | 0 | 33 |
9 | 藤田 さいき 選手 | ¥88,690,116 | 0 | 29 |
10 | 川﨑 春花 選手 | ¥83,383,633 | 3 | 33 |
その他女子ゴルフ情報
上田桃子、2024年シーズン限りで活動休止を決断
女子プロゴルファーとしてツアー通算17勝を誇る上田桃子選手(38=ZOZO)が2024年シーズン限りで活動を休止することを自身のインスタグラムで発表しました。
上田選手は「突っ走ってきた足を、一旦止めてみようと思います」と心境を明かし長年にわたって情熱を注いできたプロゴルフから一時的に離れる決断を下しました。
2006年のプロデビュー以来上田選手は日本女子ツアーを代表する存在として数々のタイトルを獲得し多くのファンに愛されてきました。
キャリアの中で多くの試練と成功を経験し38歳となった今もなおトップクラスの成績を収めています。
上田選手はこれまでの歩みを振り返りながら「ここまで突っ走ってきた自分を一度立ち止まらせ、見つめ直す時間が必要だと感じました」との言葉を残し、自身の内面と向き合う決意を語りました。
ファンからは彼女の決断を応援する温かいコメントが多く寄せられており今後の復帰を待ち望む声も広がっています。
日本女子ゴルフ界の第一線で活躍し続けた上田桃子選手の休養宣言は多くのゴルフファンにとって衝撃的なニュースですが同時に彼女の新たな一歩を後押しする機会ともなっています。
以下は竹田選手の活躍の記事です。
お時間ございましたらご覧ください。