かれこれ私もゴルフを始めて早”8年”位経過しました。
それでいてこれと言ってスコアもいまいちなアマチュアです。が
それはそれとして自分が始めた頃に戻る事ができるならこれだけは伝えておこう。なんて心境で
ゴルフ初心者が効率よく上達する為に”早めに覚えた方がいい心構え”について綴りたいと思います。
また進化したら変わるかもしれません。そして私個人の意見となりますので参考までに読んでくださいませ。
結論:動と型
ゴルフのレッスンや練習をしている時に自分は今一体何のレッスンをしているのか?
”動”の分野の練習しているのか?
それとも”型”の分野の練習をしているのか?
このどちらかに”カテゴリー分けする心構えを早いうちに身に付けると上達への近道になると思うのです。
”ゴルフスイングを覚える時は”動”と”型”に”カテゴリー分け”してから取り組もう!という考え方です。
なるほど。しかし”動”と”型”それぞれ何の事を指してるんですか?
そうですね。次の見出しで”動”と”型”に関して詳しく説明しましょう。
”能動的”と”受動的”
”動”とは”能動的”に操る動き。
”型”は”受動的”に動かされた動き。
と言っていいと思います。
能動的とは
「能動的」とは自らが行動することを指します。
主体的な動きです。
受動的とは
「受動的」は他や状況に依存して行動する様です。
つまりは”動”に対して従属的な動きです。
”動”(能動的)の分野
- 体幹の運動
- 体幹から発想される”みぞおち”のリード
- ボディーターン
- 下半身リードなどなど
私の経験で考えるとこの”動”(能動的)の分野は
- 大きい筋肉を利用している
- 目には見にくく表現が難しい
- コントロールするのに訓練が必要
といった特徴があります。これらの特徴があるが故に
実は主役である”動”なのに脇役になってしまっている場合が多くそれがゴルフの難しさの要因であったりします。
”型”(受動的)の分野
- 手や腕や肘の動き
- 手や腕や肘の回旋の動きなどなど
どちらかというと”受動的”な分野に属する動きです。
私の経験で考えるとこの”型”(受動的)の分野は
- 小さい筋肉を利用している
- 目に見えやすく説明しやすい
- コントロールしやすい
といった特徴があります。
”受動的”に動かすという意味で”型”と表現しています。
そしてこのカラクリがゴルフスイングを難しくしている要因の一つだったりします。
”型”の”意味”をより理解してもらいたい
”動”の動きは直感的に理解できると思いますが”型”に関しての”意味”は深く理解して頂きたいです。
例えばレッスンで”サムダウン”の動きとか”掌屈”だったり”背屈”だったりクラブの”フェイスの動き”などを教わったり情報が入ってくると思います。
上記全て”型”に関するレッスンなのですがこれら全て最終的には
”受動的”に動かされる挙動で自分で動かす挙動ではないんです。
レッスンにおいてはあくまで仮の設定で”能動的”に部位を動かし学習をしています。
ここを理解してスイング練習をしないと本番では殆ど手打ちになる事は想像つくかと思います。
これらの状況からあえて”型”と表現しているのです。
なんとなくイメージつきましたか?
もう少しのような気がします。
ではいくつか具体的に例えてみますね。
エンジン
車のエンジンのお話を簡単にします。
このエンジンの動きに”動”と”型”を当てはめてみますと
ピストン=”動”(能動的)
クランクシャフト=”型”(受動的)
と考えてよいと思います。
実例
”動”のレッスン
研究し始めるとこのような練習方法に触れる事があると思います。
”瓦割り”の動きがゴルフスイングに似ています/”地面”にあるものを引っこ抜くイメージです。
このアドバイスや練習は”動”でしょうか?”型”でしょうか?
“動”と読みました。
正解
つまり”能動的”な動きの練習ですね。
(この動きにどういう効果があるのかは論点がズレるので割愛いたします)
”型”のレッスン
”サムダウン”についてのレッスン
こちらは先ほど例えに出ましたが”型”のレッスンに属します。
レッスンを受ける時”カテゴリー分け”する癖がついてると上達が早いはずです。
サムダウンとはインパクトを迎える際に”左の親指”が地面を指す挙動を表しています。
正しいスイングを身に付けるには大事な概念です。
例えばこのサムダウンを教えて頂いている際は”能動的”に教わります。
”この辺で親指を下を向けましょう”のように。
しかし実際のスイングで”よしサムダウンするぞ!”といって”能動的”にサムダウンつまり親指を下に向ける上級者はいないわけです。
サムダウンを意識をする事はあっても正しいスイングさえ身に付ければ”受動的”にサムダウンは発生するのです。
という事で受動的な動作のレッスンを受けている時は
”今は能動的な説明を受けてはいるが実際のスイングの時は”受動的”に動かされる分野を習っているんだな”と頭で整理出来るだけでもその先の上達への道は近いと思われるのです。
かなり理解できました。しかし”動”と”型”とカテゴリー分けする事になんのメリットがあるんでしょうか?
まさに今回のテーマの答えです。”スイングの確立”が早まる可能性が上がると思われます。
カテゴリー分けのメリットとは
初心者ゴルファーというか”今日からゴルフを始めるぞ!”という人はその時点からとんでもない量のゴルフテクニック情報を浴びる事になります。
ネットテレビ本、先輩後輩、親兄弟友達。。。良い情報から悪い情報、ありとあらゆる情報を考えれば”パズルのピース”をいきなり渡されるような感覚です。
その時に”カテゴリーに分ける”という作業ができないとただただ行き当たりばったりな練習だったりレッスンで無駄になったり時間ばかり擁してしまいます。
パズルもいろんな配色が混ざっていると何から始めていいか解らず一歩が踏み出せません。
もちろん無駄の中から習得する事も沢山ありますが。
無駄は悪いとまでは言いませんがいずれは行うであろうスイング練習の”カテゴリー分け”は早めに出来るようになって損はありません。
パズルを作る時の基本的なルーティングとしてまず”色分け”をします。これはまさに”カテゴリー分け”そのものです。
確かにパズルはある程度”色を固めてから”作りあげた方が効率が良いですね。
ゴルフのレッスンや情報を聞いた時にこの情報やレッスンは”動”の話なのか?”型”の話なのか?を整理する事ができる人はパズルの完成を早めるようにスイングの確立も早くなります。
あくまでも”受動系レッスン”は”型”です!
初心者の今、この心構えを聴いて良かった気がしてきました。
参考になればよかったです!
まとめ
たまにゴルフスイング練習は”航海”に例えられます。
確かに地図の上にある船が目的地に向かう”航海”はゴルフスイング確立に似ています。
”航海”において今この地図のどこに自分はいるのか?どこを目指しているのか?を知らない船長はいません。
そして自分の位置がわかるからこそ”目的地”にたどりつけるのだと思います。
つまりゴルフスイング確立においても今の自分が”どこにいて何を学んでいるのか?”を仕訳る能力を磨く事は必須事項だと思うのです。
いきなりすべてを理解する事は難しいと思いますが
仕訳する意識のある人とそうでない人の”上達の差”は大きくなっていくと思います。
そして色々な情報を聴けば聞くほど簡単に”あっ,これは”型”を作るレッスンだな”とか判断できるようになります。
慣れれば難しくないので心構えとしてぜひとも身に付けてほしい考え方の一つです。
もし初心者の方に私がアドバイスを求められたら最初に答える大事な話の一つでした。
ちなみに私自身のゴルフは上手くないんですが。。。
今回は以上となります。
参考になれば幸いです。
- ゴルフの右手・左手の”型”作りに最適なアイテムです。
- 家の中でも少ないスペースで素振りができます。