マイナンバーカードのパスワード、いろいろ調べると覚えるのは2つで充分かもしれません/個人的感想です

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パスワードが4つもあってなんか使いづらく感じてます。。。。

【結論】覚えるべきは「署名用電子証明書」と「利用者証明用電子証明書」の2つ!

マイナンバーカードには4つのパスワードがありますが実際に覚えておくべきなのは「署名用電子証明書」と「利用者証明用電子証明書」の2つだけでよさそうな気がします。

なぜなら、いろいろ調べてみましたが多くの行政手続きではこの2つのパスワードしか使用しないためです。

また役所などでも4つすべてを厳密に切り分けて利用していることはなく、実際には2つのパスワードさえしっかり把握していれば困る事はなさそうだからです。

パスワードが多すぎて、使いにくさを感じているかたは必見です!


目次

実際には2つのパスワードを覚えれば充分のような…

① 「利用者証明用電子証明書」は他の2つと同じにできる

住民基本台帳用パスワードと券面事項入力補助用パスワードは利用者証明用電子証明書と同じ4桁の数字を設定します。

つまり、これらを同じ番号にすれば実質的にも「署名用電子証明書(6~16桁)」と「利用者証明用電子証明書(4桁)」の2つを覚えるだけで済んでしまいます。

② 署名用電子証明書が必要なのは特定の場面のみ

電子申請や確定申告などでしか使わないため日常的に頻繁に入力するものではありません。

そのため、厳重に管理しつつ必要な時に確認できるようにしておけば充分です。

③ 役所でも4つを厳密に管理していない

実際にいろいろ調べたところ、自治体や役所では4つのパスワードをそれぞれ厳密に個別に扱っているわけではなく利用者証明用電子証明書のパスワードを他の2つと同じに設定することをおすすめする自治体もあるそうです。

なぜなら厳密にわけているわけではないので混乱しない意味をこめて善意の意味でおすすめしてくれるようです。


そもそもマイナンバーカードの4つのパスワードとは?

マイナンバーカードには、以下の4つのパスワードが設定されています。

  1. 署名用電子証明書(英数字6~16桁)
    • 電子申請や電子契約で使用する。
    • e-Taxなどの税務申請に必要。
  2. 利用者証明用電子証明書(数字4桁)
    • マイナポータルやコンビニ交付サービスで使用。
    • オンラインで本人確認を行う際に必要。
  3. 住民基本台帳用パスワード(数字4桁)
    • 住民票や印鑑証明書の取得時に使用。
    • ただし、利用者証明用電子証明書と同じ番号で設定可能。
  4. 券面事項入力補助用パスワード(数字4桁)
    • マイナンバーカードの券面情報を読み取る際に使用。
    • これも利用者証明用電子証明書と同じ番号で設定可能。

この3,4,5を厳密に切り分ける事は現実にあまり行われていないようです。

厳密に分けて使えるのは区役所等なのでもし区役所まで行くならばそもそも紙で確認。という事ができてしまうわけですね。


パスワードを忘れたらどうなる?

マイナンバーカードのパスワードを忘れた場合、再設定するためには市区町村の役所で手続きが必要です。

本人確認のため、以下のものを持参しましょう。

  • マイナンバーカード本体
  • 本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)

特に、署名用電子証明書のパスワードを5回間違えるとロックがかかり窓口での再設定が必要になるため、慎重に管理しましょう。

電子証明書とは

電子証明書とは特定の認証局(CA:Certification Authority)が発行する電子的な身分証明書であり、書面上の印鑑証明書に相当するものです。

電子証明書には、所有者を証明する情報や、有効期限、発行者の情報などが含まれており、オンラインでの本人確認やデータの真正性を保証する役割を果たします。

電子証明書の利用場面は多岐にわたります。

例えば、電子申請やオンライン手続きの際に使用され、申請者が送信する電子データが真正なものであり、改変されていないことを証明できます。

また、インターネットサイトやコンビニ等のキオスク端末にログインする際に、ログインした者が利用者本人であることを証明するためにも利用されます。

さらに、電子文書を作成し相手方に渡す際に、受け取った側が文書の作成者を確認したり改ざんされていないことを確認したりするためにも活用されます。

電子証明書にはいくつかの種類が存在し、用途に応じて使い分けることができます。

  1. 署名用電子証明書 署名用電子証明書は、電子データに電子署名を付与するために使用されます。これにより、文書の作成者を証明し、文書の改ざんを防止することができます。主に電子契約や電子申請の際に利用され、公的機関への提出書類などにも活用されます。
  2. 利用者証明用電子証明書 利用者証明用電子証明書は、主に本人確認を目的として使用されます。例えば、インターネット上のサービスにログインする際に、利用者が正規の所有者であることを証明するために用いられます。これにより、不正アクセスを防ぐことが可能になります。
  3. スマホ用電子証明書 スマートフォンを利用した認証を行うための電子証明書です。マイナンバーカードに格納される電子証明書と連携し、スマホを使ってオンラインサービスに安全にログインできるようになります。近年、スマートフォンの普及に伴い、このタイプの電子証明書の利用が増えています。

電子証明書を発行する認証局(CA)は、信頼性の高い機関であり、電子証明書の管理や運用を担っています。

CAが発行する証明書は、公開鍵基盤(PKI:Public Key Infrastructure)に基づき運用され、公開鍵と秘密鍵のペアを使用して暗号化や署名を行います。

これにより、安全性が確保された通信やデータのやり取りが可能となります。

電子証明書を利用する際には、パスワードが必要になります。

パスワードは、電子証明書を不正に利用されることを防ぐための重要な要素であり、適切に管理することが求められます。

特に、電子証明書を格納するデバイス(PCやスマートフォンなど)が紛失や盗難に遭った場合、不正使用を防ぐために、速やかに電子証明書を無効化することが推奨されます。

近年では、電子証明書を活用したセキュリティ技術が急速に発展しており、多くの企業や公的機関が電子証明書を導入しています。

例えば、企業の従業員が社内ネットワークにアクセスする際に、電子証明書を用いた認証を行うことで、不正アクセスを防ぐことが可能になります。

また、電子証明書を活用した電子契約サービスも普及しており、紙の契約書を使用せずに、オンライン上で安全かつ迅速に契約を締結できるようになっています。

電子証明書の導入には、いくつかのメリットがあります。

  1. セキュリティの向上 電子証明書を利用することで、不正アクセスやなりすましを防止することができます。また、電子データの改ざんを防ぐことができるため、情報の信頼性を確保することが可能になります。
  2. 利便性の向上 書面での証明書が不要になり、オンラインでの手続きがスムーズに行えるようになります。特に、行政手続きや企業間取引において、迅速かつ効率的に証明ができる点が大きなメリットとなります。
  3. コスト削減 紙の書類を削減できるため、印刷コストや郵送コストを抑えることができます。また、電子契約を導入することで、契約手続きの時間や手間を大幅に削減することが可能になります。

一方で電子証明書の適切な管理も重要です。

電子証明書の有効期限が切れると利用できなくなるため、定期的に更新手続きを行う必要があります。

また、パスワードの適切な管理や、証明書を格納するデバイスのセキュリティ対策を徹底することが求められます。

今後、デジタル社会の進展に伴い、電子証明書の利用はますます拡大していくことが予想されます。

特に、電子政府の推進やデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展により、電子証明書の活用機会が増加するでしょう。

これにより、より安全で効率的なオンラインサービスの提供が可能となり、社会全体の利便性が向上することが期待されます。

電子証明書の活用は単なる技術的な要素にとどまらず、企業や個人の信頼性を確保し、安全なデジタル社会を構築するための重要な手段となっています。

今後も、電子証明書の技術や運用方法の進化に注目しながら、適切に活用していくことが求められます。



まとめ

  • マイナンバーカードには4つのパスワードがあるが、実際に覚えるのは 「署名用電子証明書(6~16桁)」「利用者証明用電子証明書(4桁)」 の2つでだいたいOK。(個人的な感想です)
  • 他の2つのパスワード(住民基本台帳用、券面事項入力補助用)は 利用者証明用電子証明書と同じに設定可能
  • 役所でも厳密に4つを個別に管理しているわけではなく実質2つを把握していれば問題ない。というか区役所にいくならば忘れても対応してくれる。
  • パスワードを忘れると再設定が必要なので安全な場所にメモするなどの対策を。

このポイントを押さえたことで、マイナカードが使いやすくなりました!

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