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ゴルフの右グリップに関する自分なりの悟り/8年越しの気づき

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サムネイル。グリーンの上にボールがある。

ゴルフにおいてグリップはスイングの良し悪しを左右する重要な要素です。

クラブとプレーヤーを唯一繋ぐ接点であるグリップの握り方次第でスイングの再現性ボールの飛距離や方向性に大きな影響を与えます。

そのため「正しいグリップを身につけることがスコア向上への第一歩である」と多くのゴルフ指導者が説いています。

しかしいくら教本やYouTube動画で学んでも自分にとって「これだ!」と腑に落ちる感覚を得るのは簡単ではありませんでした。

特に私の場合、右手グリップの握り方には長年の悩みがありこれがスイングの安定性に影響していました。

そんな中ある日ふとしたきっかけで「これが正解かも?」と思える瞬間が訪れました。

この記事では私が右グリップに関して得た気づきを綴りたいと思います。

目次

グリップの重要性

ゴルフスイングにおいてグリップは

  • クラブフェースの向き
  • スイング軌道
  • インパクトの再現性

といった動作に大きな影響を及ぼします。

グリップの握り一つでスイング全体の流れが変わると言っても過言ではありません。

しかし、右手グリップの正解を見つけるのは難しく私は以下のような試行錯誤を重ねてきました。

  1. 矯正用グリップの利用
  2. ゴルフ書籍や動画での学習
  3. プロのスイング解析

どれも効果はあったものの「自分にとっての感覚」と一致しない部分が残っていました。

それがついにふとした瞬間に試した右グリップの握り方によって変わったのです。

右グリップの握り方:雑巾を絞るように

私が試したのは右手のグリップを「雑巾を絞る」イメージでバックスイングをする方法です。

この感覚は次のようなプロセスで得られました。

右手をフックグリップ気味にセット

  • アドレス時に右手をややフックグリップに握ります。親指と人差し指のV字が右肩を指す程度にします。

トップまで右前腕を回内するイメージ

  • トップに向かう際、右前腕を回内(掌を下に向ける)方向に絞り込む感覚を意識します。
  • イメージは、小指側から人差し指側に向けて雑巾を絞るような動き。

トップでの安定感

  • この動きにより、トップでの右手の力みが軽減し、シャフトが自然とシャローに倒れる感覚を得られます。

試してみた結果

この方法を試したところ次のような変化がありました。

トップの安定感が向上

  • 手首や肘の余計な動きが減りスイングの再現性が上がりました。

ダウンスイングのシャロー感覚

  • トップからダウンにかけてシャフトが後方に倒れる感覚が自然と得られました。これにより、インパクトゾーンでのヘッドスピードが向上。

ボールの方向性の改善

  • フェースコントロールがしやすくなりショットの方向性が安定。

右前腕の回内を理解する

「前腕の回内」とは肘を固定したまま前腕を内側にひねる動作を指します。

この動きを正しく理解することが、右グリップの安定に繋がります。

以下に前腕回内の特徴をまとめます。

動作の説明

  • 前腕を軸に内方へ回旋し、掌を下に向ける動き。
  • この際、肘を固定し、手首を中心に捻る。

使用される筋肉

  • 円回内筋:掌を下に向ける際に働く筋肉。
  • 腕橈骨筋:回内位や中間位で力を発揮する筋肉。

動作の主体

  • 橈骨が主役として動き、近位橈尺関節・遠位橈尺関節が連携して働く。

右グリップの「雑巾を絞る」感覚はこの回内動作がしっかり行われている証拠と言えます。

ゴルフにおけるシャローイング:スイングの新境地

シャローイングとは何か?

シャローイングはゴルフスイングの切り返しでクラブシャフトが背中側に倒れる動きを指します。

この動きによりクラブが浅い角度で振り下ろされるため「シャロー(浅い)」という言葉が由来となっています。

切り返しからダウンスイングにかけてクラブがインサイドから滑らかに下りてくることで効率的で安定したスイングが実現します。

シャローイングはプロゴルファーのスイングでよく見られる特徴ですがアマチュアゴルファーにとってもスコアアップに繋がる重要な技術です。

この動作を取り入れることで無駄な力を使わずにクラブの性能を最大限引き出すことができます。

シャローイングのメリット:スコアアップへの近道

シャローイングを取り入れることで得られる主なメリットを3つご紹介します。

  1. インサイドアウトのスイング軌道を作りやすい
    シャローイングを行うとクラブが自然とインサイドアウトの軌道を描くようになります。この動きは右に軽く曲がるフェードよりも左に回転するドローを打つ際に有利です。特にドローボールはスピン量が少なくランが出やすいため飛距離を伸ばしたい場面で非常に効果的です。
  2. クラブヘッドが自然に加速し飛距離が向上する
    シャローイングによってダウンスイング中のクラブヘッドが効率よく走るようになります。この動作は手や腕の力だけでなくクラブそのものの重さや遠心力を活用することに繋がります。その結果ヘッドスピードが上がりより少ない力で飛距離を稼ぐことが可能になります。
  3. 現代のクラブ設計と相性が良い
    最新のゴルフクラブは低重心で深い重心設計が主流です。この構造は浅いスイング軌道でボールを打ち出す際に最も効果を発揮します。シャローイングを取り入れることで現代クラブが持つ特性を最大限活かすことができスピン量を抑えながら最適な打ち出し角を実現できます。

ゴルフにおけるスティープ:急角度のスイングとは?

スティープとはどういう状態か?

スティープとはゴルフスイングにおいてクラブがダウンスイング中に急角度で振り下ろされる状態を指します。

これは切り返しの段階でクラブが立ちすぎてしまいプレーン(理想的なスイング軌道)よりも外側を通ってしまうスイングの一形態です。

その結果クラブがボールに対して鋭角的に当たりやすくなります。

スティープなスイングではクラブが上から叩きつけるようにボールへ向かうため適切なインパクトが難しくなる場合があります。

特にミスショットの原因になりやすく方向性や飛距離に悪影響を及ぼすことが少なくありません。

いわゆる”あてにいく”や”アウトイン軌道”や”逆ループ”という表現で好ましくないスイングと言われています。

スティープがスイングにもたらす影響

スティープなスイングにはいくつかの特徴がありそれがプレーに影響を及ぼします。

  1. 過剰なバックスピンがかかる
    急角度でクラブが入ると、ボールに必要以上のバックスピンがかかりやすくなります。このため、ドライバーショットではボールが高く上がりすぎて飛距離が出ないケースが多いです。また、アイアンショットではスピンが効きすぎてしまい、グリーンで止まりすぎることがあります。
  2. 打球方向が不安定になる
    クラブが適切な軌道でボールに当たらないため、スライスや引っ掛けなどのミスが増える傾向があります。特にスティープな軌道はアウトサイドインのスイングパスを引き起こしやすく、右へ大きく流れるスライスや左に突っ込むプルショットになりやすいです。
  3. ダフリやトップのミスを招く
    スティープなスイングでは、クラブが地面に深く突き刺さるように当たることが多く、ダフリやトップといったミスショットを引き起こします。特にターフを取りすぎる場合、ボールに正しいエネルギーが伝わらず、結果的に飛距離が落ちてしまいます。

スティープとシャローの違い

スティープはシャロー(Shallow)の対極にあるスイングの状態です。それぞれの違いを簡単にまとめると以下のようになります。

スティープ
  • クラブが立ちすぎた角度でボールに向かう
  • ダウンスイングでアウトサイドから入る軌道になりやすい
  • ボールに過剰なスピンがかかり、飛距離が落ちる
シャロー
  • クラブが浅い角度で背中側に倒れる
  • ダウンスイングでインサイドから入る軌道になる
  • ボールへの当たりが効率的になり、飛距離と方向性が向上する

これらの違いを意識することで自分のスイングがどのような状態にあるのかを把握しやすくなります。

スティープを改善する意義

スティープなスイングを放置するとミスショットが増え、結果的にスコアが悪化する可能性が高まります。

また鋭角的なスイングは腕や手首に負担がかかりやすく長期的には怪我のリスクも高まります。

そのため、スティープを修正してスムーズなスイングを目指すことが非常に重要です。

スティープを改善するには、クラブが立つ原因を特定し、ダウンスイングで適切なプレーンを維持できるよう調整する必要があります。

たとえば、切り返しで腕に頼りすぎるスイングを改め体幹を活用してクラブが背中側に倒れるよう意識することが有効です。

スティープなスイングは一見力強く見えるかもしれませんがその実方向性や飛距離を損ないやすい要因となります。

自分のスイングがスティープ傾向にあると感じたらスイングプレーンを見直しクラブの動きをスムーズにする努力をしてみましょう。

それがスコアアップの近道となるはずです。

まとめ

ゴルフは試行錯誤のスポーツだと思います。

一つの動きが合っていると感じてもそれが永遠の正解であるとは限りません。

なので今回のグリップが正解なのかはわかりませんが、今回の「雑巾を絞る感覚の右グリップ」は私にとって長年の課題を解決する糸口になりました。

右手グリップに悩んでいる方は一度試してみてくださいませ。

この意識で新たな発見があるかもしれません。

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