2024年7月２１日最終日/男子ゴルフ/ザンダー・シャウフェレ選手が全英オープンで劇的な勝利を収める

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メジャー最終戦全英オープンの最終日（21日）はスコットランドにあるロイヤルトゥルーンゴルフクラブ（Par 71, 7385ヤード）で行われました。

2位からスタートしたザンダー・シャウフェレが6バーディボギーなしの見事な「65」でプレー1打差を逆転。

通算9アンダーで5月の「全米プロゴルフ選手権」に続くメジャー2勝目を決めました。

私個人、好きなな選手の一人なので嬉しいです。

シャウフェレ選手優勝

シャウフェレの今回の勝利は米ツアー通算9勝目となり同一シーズンでのメジャー2勝は2018年に「全米オープン」と「全米プロ」を制したブルックス・ケプカ以来の快挙です。

またメジャー初優勝からの同シーズンメジャー2勝は2015年にジョーダン・スピースが「マスターズ」と「全米オープン」で達成した以来のことです。

勝利の要因

シャウフェレの勝利の要因には安定したパッティングとショットの精度が挙げられます。

特に最終ラウンドでの冷静なプレーとボギーなしの完璧なスコアカードは彼のメンタルの強さを象徴しています。

難しいコンディションでのプレーであったにもかかわらず彼は終始落ち着いてラウンドを進め逆転勝利を掴み取りました。

今後の期待

今回の勝利でシャウフェレは今後のメジャー大会でも強力な優勝候補として注目されるでしょう。

彼のメンタルの強さ技術の高さそして大会に対する適応力は次なるメジャー大会でも活躍を期待させるものです。

最終上位順位

順位	通算	選手名	Today	R1	R2	R3	R4	合計
1	-9	X.シャウフェレ	-6	69	72	69	65	275
2T	-7	J.ローズ	-4	69	68	73	67	277
2T	-7	B.ホーシェル	-3	72	68	69	68	277
4	-6	T.ローレンス	-3	71	74	65	68	278
5	-5	R.ヘンリー	-2	69	75	66	69	279
6	-4	Sh.ローリー	-3	66	69	77	68	280
7T	-1	S.シェフラー	+1	70	70	71	72	283
7T	-1	J.ラーム	-3	73	70	72	68	283
7T	-1	任成宰	-2	76	72	66	69	283
10T	E	A.スコット	E	70	77	66	71	284
10T	E	Dan.ブラウン	+3	65	72	73	74	284
10T	E	M.ジョーダン	E	71	71	71	71	284
13T	+1	安秉勲	E	75	71	68	71	285
13T	+1	A.ノレン	-1	69	75	71	70	285
13T	+1	J.デイ	-3	73	68	76	68	285
16T	+2	M.ヒューズ	-3	69	74	75	68	286
16T	+2	J.キャトリン	E	76	70	69	71	286
16T	+2	C.モリカワ	E	73	70	72	71	286
19T	+3	Sh.シャルマ	+1	76	72	67	72	287
19T	+3	D.バーメスター	E	71	69	76	71	287
19T	+3	D.ヒラー	+1	76	71	68	72	287
22T	+4	S.ストラカ	E	70	74	73	71	288
22T	+4	E.ファーガソン	E	74	73	70	71	288
22T	+4	P.ハリントン	+1	72	73	71	72	288
25T	+5	J.スピース	-1	71	74	74	70	289
25T	+5	Ry.フォックス	-4	73	73	76	67	289
25T	+5	Joe.ディーン	+1	69	77	71	72	289
25T	+5	L.キャンター	+3	71	74	70	74	289
25T	+5	P.カントレー	+2	73	68	75	73	289
25T	+5	C.コナーズ	-3	71	70	80	68	289
31T	+6	J.トーマス	+6	68	78	67	77	290
31T	+6	G.ミグリオッティ	E	73	75	71	71	290
31T	+6	M.マナッセロ	+3	73	73	70	74	290
31T	+6	金ミンギュ	+3	73	71	72	74	290
31T	+6	C.ヤング	+2	73	73	71	73	290
31T	+6	D.ジョンソン	+4	74	69	72	75	290
31T	+6	E.コール	+2	72	73	72	73	290
31T	+6	B.トッド	+3	73	73	70	74	290
31T	+6	Ch.カーク	+4	70	76	69	75	290
31T	+6	S.バーンズ	+9	76	69	65	80	290
41T	+7	K.キタヤマ	E	77	69	74	71	291
41T	+7	M.ウォレス	+2	70	77	71	73	291
43T	+8	キム・シウー	+3	76	71	71	74	292
43T	+8	Ca.スコット	+5	71	75	70	76	292
43T	+8	J.カンピージョ	E	80	68	73	71	292
43T	+8	T.オルセン	E	72	73	76	71	292
43T	+8	M.ホマ	+3	76	72	70	74	292
43T	+8	E.グリジョ	+4	71	74	72	75	292
43T	+8	B.ケプカ	E	70	73	78	71	292

ザンダー・シャウフェレ選手プロフィール

彼がプロに転向したのは2015年。

米ツアーに本格参戦した2017年には、「ザ・グリーンブライヤー・クラシック」と「ツアー選手権」でシーズン2勝を挙げ新人王に輝きました。

母親は台湾出身で日本育ち父親はドイツとフランスのハーフという多文化背景を持ちます。

2021年の「東京五輪」では金メダルを獲得し世界中の注目を集めました。

そして2024年には念願のメジャー大会で初優勝を遂げ、「全米プロゴルフ選手権」を制覇しました。

彼のツアー通算成績は米国で9勝（うちメジャー2勝）、欧州で4勝（うちメジャー2勝）という輝かしいものです。

身長178cm、体重75kgと、小柄ながらゴルファーとしてはバランスの取れた体格を持ちます。

1993年10月25日にカリフォルニア州ラホヤで生まれサンディエゴ州立大学を卒業しました。

シャウフェレ選手のこれからの活躍にも期待が高まります！

松山英樹選手

松山英樹選手は今季メジャー最終戦を66位で終えました。

70位スタートから2バーディ、5ボギーの「74」とスコアを落とし、通算12オーバーでした。

全英オープンとは

全英オープンは毎年7月中旬にイギリスで開催されるゴルフの世界四大トーナメントの一つです。

この大会はゴルフの歴史と伝統を感じさせる特別なイベントであり世界中のゴルファーにとって憧れの舞台となっています。

主催

英国のゴルフ競技団体であるロイヤル＆エンシェントゴルフクラブ（R&A）が主催しています。

英国内では「The Open」として知られイギリス国外では「British Open」とも呼ばれています。

歴史

その名前が示す通り全英オープンはイギリスで行われる唯一のメジャー大会でありその歴史は1860年にまで遡ります。

リンクス

この大会は毎年異なるリンクスコースで開催されることが特徴です。

リンクスコースとは海岸沿いに位置し自然の地形をそのまま活かしたコースで風や天候の影響を強く受けるため選手たちには高度な技術と戦略が求められます。

イベント

全英オープンはゴルフファンだけでなくイギリスの社交界にとっても重要なイベントです。

夏のスポーツ祭典の最高峰の一つとされ世界中から多くの観客が訪れ華やかな雰囲気の中で繰り広げられる熱戦を楽しみます。

この大会での勝利は選手にとって大きな栄誉でありキャリアにおいても重要な意味を持ちます。

優勝者には伝統的なクラレットジャグが授与され（全英オープンで授与されるトロフィーのこと）その名前がゴルフの歴史に刻まれます。

全英オープンはその歴史と格式そして挑戦的なコース設定により毎年多くのドラマと感動を生み出します。

ゴルフファンにとってこの大会は見逃せない一大イベントであり全英オープンの舞台で繰り広げられる熱戦はいつまでも語り継がれることでしょう。