基本
図り方
ヒールエンド法
- ゴルフクラブが垂直な位置にあるときの実際のクラブ長さを測定するシンプルな方法です。
- 誰が測定しても同じ結果が得られるため一貫性があります。
- ただしこの方法はスイング時のクラブの位置を考慮していないため実際のスイング中のクラブの長さを反映しません。
60度法
- ゴルフクラブを60度の角度に固定して測定することでスイング時の位置に近い実際的なクラブの長さを測定できます。
- この方法のメリットはスイング時の実際のクラブの使用状況に基づいた測定ができる点です。
- しかしクラブを60度に正確に固定する必要があり測定が複雑で人によって差が出やすいというデメリットがあります。
ヘッドスピード
シャフトの長さが長くなるとヘッドスピードが速くなります
ドライバーにおいての一例です。
- シャフトが1インチ(約2.54cm)長くなるとヘッドスピードは約1m/s向上します。
- ヘッドスピードが1m/s速くなるとボールの初速は約1.45倍になります。
- ヘッドスピードが1m/s速くなると飛距離は約5〜6ヤード伸びます。
ミート率→安定性してミートポイントにヒットする率
シャフトが伸びるとミート率は当然下がります。
つまり安定性にかけるというリスクもあるので自分に合わせたシャフトの長さにすることが大事です。
*ミートポイントを外すとどこに飛ぶかわからない。なんて事があり得ます。
“シャフトの長さとミート率”は”トレードオフ”の関係という事です。
ドライバー
ルール
- 基本ルールではパターを除くクラブの長さは48インチ(約1,219.2mm)までとされています。
- 2022年から新しいルールとして「46インチを超えるクラブの使用禁止(パターを除く)」をローカルルールで設定できるようになりました。
- この新ルールはプロゴルファーや競技会での採用が推奨されています。
- 競技会では事実上「ドライバーの長さの最大は46インチ」となりました。
- 競技に参加しない一般のアマチュアゴルファーは従来通り48インチまでのクラブを使用できます。
目安
一般的にドライバーの長さは45インチから46インチの範囲に収まることが多いです。
市販されているドライバーの大部分はだいたい45.75インチ前後の長さで提供されています。
ドライバーの長さによって飛距離や操作性が変わってくるため自分に最適なクラブを選ぶことが重要です。
長さは個々のプレーヤーの好みやスイングに合わせて微調整が必要です。
フェアウェイウッド
フェアウェイウッドの長さは3番ウッドの標準長である35インチを基準に考えます。
その後、0.5~1.0インチの刻みで調整すると、最適な長さを見つけやすくなります。
長さは個々のプレーヤーの好みやスイングに合わせて微調整が必要です。
ユーティリティー
ユーティリティーの長さは、短いものでは39インチ、長いものでは42インチと様々です。
ユーティリティーの適切な長さを選ぶ際の重要なポイントは一番短いフェアウェイウッドと一番長いアイアンの飛距離の差を考慮することです。
つまりユーティリティーの長さを調整することでフェアウェイウッドとアイアンの間に適切な飛距離の差を生み出しギャップを埋めることが重要です。
長さは個々のプレーヤーの好みやスイングに合わせて微調整が必要です。
アイアン
アイアンの長さについて平均的な体格の男性(身長が170cm前後)を基準に考えます。
一般的なアイアンモデルは38インチ前後のシャフト長が一般的です。ただしアイアンの場合は飛距離を番手で調整できるため方向性を重視して選択することが重要です。
特に5アイアンで38インチのシャフト長を持つ場合でも少し余裕を持たせて持ちやすくコンパクトにスイングできる長さがお勧めされます。
平均的な7アイアンの長さは37インチでロフト角度は30°くらいです。
ロフト角、身長、ワンレングス。さまざまな条件で変化します。
このようにアイアンの長さは個々のプレーヤーの好みやスイングに合わせて微調整が必要です。
ウエッジ
35インチ前後が一般的です。
しかしロフト角、身長、アイアンとの兼ね合いで条件は変化します。
なので長さは個々のプレーヤーの好みやスイングに合わせて微調整が必要です。
パター
33,34,35インチが一般的です。
個々のプレーヤーの好みやスイングに合わせて微調整が必要です。
まとめ
いかがでしたか?今回はゴルフ上達の為にも”シャフトの長さ”に関して学び直ししてみました。
参考になる事がありましたら幸いです。